サックスのリードはここ数年間はずっとFibracellを使っておりました。Regere、BARI、Forestoneなど他の人造リードも試してみましたが、結局、Fibracellが一番しっくりきます。めんどくさいので、マウスピースに付けっぱなしです(たまに水洗いしてますが)。
テナーの場合、2-1/2番だと柔らかすぎ、3番だとちょっと固いということで、3番を買ってちょっとだけ削って使うことが多いのですが、特に最近になってだと思いますが、Fibracellの品質が安定しなくて困ります。先日買った3番、吹いてみるとかなり柔らかくて参りました(1枚2500円するのであまり気軽には買えないですし)。ハイバッフルのマウスピースでリードが柔らかすぎるとビャービャーと雑味の多過ぎる音になりがちです(テクニックである程度何とかなるのかもしれませんが)。通常のリードですとトリマーで先っぽをカットすると、実質的に固くできるのですが、Fibracellの場合、しなやかすぎてトリマーではカットできませんし、仮にカットできてもすぐに先の繊維がバラバラに鳴って使えなくなるようです(Fibracellのメーカーのページに削るのは良いけどトリマーは使うなと書いています)。
しょうがないので、5年間くらい使ってなかったリードケースから(幸運にもカビが生えてなかった)ISHIMORIの2-1/2を出して吹いてみたら、結構、良い感じで鳴ります。ついついめんどくさくてケーンのリードを避けてきましたが、当たり前のことですがサウンド的には最高ですね。柔らかくなりすぎたときにトリマーで対処できるのもよいです。
ということで、当面、練習用はFibracell、人前で吹くときはISHIMORIという感じで使い分けていこうかなと思います。