Bob Reynoldsと言えば、Snarky Puppyへの参加でもおなじみの若手トップのテナー奏者です。
ブレッカーの流れを引く素晴らしいサウンドとフレージングですね(ソロは3:00頃から)。
彼の公式サイトに楽器のセットアップが載っているのですが、結構衝撃的です。テナーがマークVIなのは普通として、マウスピースはオットーリンクのトーンエッジ(ハードラバー)9番の現行品をまったくリフェースなしで1999年からずっと使っているそうです。市価10,000円くらいの量産品です。ビンテージやハンドメイドにこだわって、10万円近いマウスピースを取っ替え引っ替えしてる人はどう思うのでしょうかね。また、サウンド的にはいかにもハイバッフルぽい気がするのですが、そんなの関係ないんですね。
さらに、リードはRICO(ダダリオ)の3.5番をずっと使ってるそうです。バッフルがほとんどないオットーリンク9番にRICOの3.5番はかなりキツそうです。実は、自分も、現行のオットーリンクトーンエッジの9番持ってるんですが、リードは2.5番が精一杯です(それでもまだキツくてフラジオは厳しいです)。息のパワーが違うのかアンブシュアが違うのか...慣れの問題なのか(たぶん違う)。
2019年06月26日
Bob Reynoldsのセットアップについて
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2019年06月23日
SYOSマウスピース(Chad LBモデル)を買ってみました
SYOS(Shape Your Own Sound)というフランスのカスタムマウスピースメーカーがあります。3Dプリンタにより、プレイヤーの好みに応じたマウスピースを作れるのが売りです。万一、気に入らない場合は一度だけ微調整したバージョンを送ってくれます(元のマウスピースは後で返送する必要あり)。それ以外にも特定のプロプレイヤーが使っているのと同じシグネチャモデルも売っています。日本では(少なくとも東京では)売ってないのでフランスから通販で買う必要があります。
今使ってるマウスピース(Theo Wanne KALI #9)よりもちょっとだけダークなのが欲しいと思っていたので興味があったのですが、フルカスタムだと、何をオーダーすればよいのかよくわからないのと、返送料がかかるので結構なお値段になってしまうこと(だったら日本で普通のマウスピースを試奏して買った方が良さげです)、かと言って、シグネチャーモデルは使ってるプロプレイヤーが知らん人ばっかりだったのでちょっと躊躇してました。
しかし、最近、シグネチャーにChad LB (Lefkowitz-Brown)モデルが追加されました。Chadのパリッとした音は結構好きなのでオーダーしてみました。ややハイバッフル、スモールチェンバー、オープニングは8*です(オープニングは購入時に指定可能)。3Dプリンターで作るので色はピンク、オレンジ、黄色等、どうにでもなるのですが、あまり変な色にするといらなくなってオークションに出すときに値が付きにくいように思えたので、ブルーにしてみした(それでも十分目立ちます)。

オーダーして2週間ほどで届きました(送料無料、5,000円ほど追加すると速達扱いにしてくれますがその必要性は薄いと思います)。いかにも、"おフランス"なおしゃれなポーチ付きで届きました。当然ですがプラスチッキーな質感でフランス車の内装のようです。キャップはシリコン製の先っぽにだけはめるタイプです(上の写真には写ってません)。リードが付いてないときのマウスピースのレール保護には難ありな気がします(自分は基本リード付けっぱなしなのであまり関係ないですが)。リガチャーはプラスチック製のそのままはめるタイプでおしゃれですが、リードがずれるので使いにくいです。普通の金属製に取り替えて使ってる人も多いようです。
もちろんChadのように吹けるわけではないですが、同傾向の適度にエッジのある良い音がします。Theo Wanneから完全にスイッチするかはわかりませんが、しばらく使っていこうと思います。
今使ってるマウスピース(Theo Wanne KALI #9)よりもちょっとだけダークなのが欲しいと思っていたので興味があったのですが、フルカスタムだと、何をオーダーすればよいのかよくわからないのと、返送料がかかるので結構なお値段になってしまうこと(だったら日本で普通のマウスピースを試奏して買った方が良さげです)、かと言って、シグネチャーモデルは使ってるプロプレイヤーが知らん人ばっかりだったのでちょっと躊躇してました。
しかし、最近、シグネチャーにChad LB (Lefkowitz-Brown)モデルが追加されました。Chadのパリッとした音は結構好きなのでオーダーしてみました。ややハイバッフル、スモールチェンバー、オープニングは8*です(オープニングは購入時に指定可能)。3Dプリンターで作るので色はピンク、オレンジ、黄色等、どうにでもなるのですが、あまり変な色にするといらなくなってオークションに出すときに値が付きにくいように思えたので、ブルーにしてみした(それでも十分目立ちます)。
オーダーして2週間ほどで届きました(送料無料、5,000円ほど追加すると速達扱いにしてくれますがその必要性は薄いと思います)。いかにも、"おフランス"なおしゃれなポーチ付きで届きました。当然ですがプラスチッキーな質感でフランス車の内装のようです。キャップはシリコン製の先っぽにだけはめるタイプです(上の写真には写ってません)。リードが付いてないときのマウスピースのレール保護には難ありな気がします(自分は基本リード付けっぱなしなのであまり関係ないですが)。リガチャーはプラスチック製のそのままはめるタイプでおしゃれですが、リードがずれるので使いにくいです。普通の金属製に取り替えて使ってる人も多いようです。
もちろんChadのように吹けるわけではないですが、同傾向の適度にエッジのある良い音がします。Theo Wanneから完全にスイッチするかはわかりませんが、しばらく使っていこうと思います。
posted by kurikiyo at 16:21| Comment(0)
| サックス
2019年06月16日
テナーのトレーニングとしてのアルト(アルトのトレーニングとしてのテナー)
テナーを2本ともメンテに出してしまったので、ここ1週間ほどアルトを吹いています。久しぶりに吹くと新鮮で楽しいです。特にアルトならではのテーマの曲というのがあって、テナーでも吹けないわけではないのですが、音域的にアルト映えする曲がいくつかありますね(下の動画のDewey SquareとかDel Sasserとかがその例)。
また、アルトを吹くことによって高音域における息のスピード維持がテナーより厳しくなるのでテナーの良いトレーニングにもなると思います(そういう意味ではソプラノ、ソプラニーノも同じです)。しばらくアルト練習してテナーに戻るとテナーがうまくなっているような気がします。一方、アルトの人にとっては、テナーを吹くことによって息の量維持のトレーニングになると思います。管楽器の人がたまにメインの楽器以外で練習するのは柔軟性を向上する上で有効でしょう。
アルトのセッティングは、カドソンAS902BSS(お値段以上のすばらしい楽器)、ESM Jazz Heaven #8、Fibcacell #2 です。
posted by kurikiyo at 22:31| Comment(0)
| サックス奏法