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さて、テナーサックスにおいて、Hi-Aからパームキー(さらにフラジオ)に至るまでの音のピッチ(イントネーション)をジャストで吹くのは難しいですよね。つい、ベンドやビブラートでごまかしてしまいます。このあたりがプロとアマの差が一番付くところなんじゃないかと思います。
ということで、何回かにわけて、テナーサックスの特に高音域のピッチをよくするための練習法やグッズについて書いていこうと思います。
まずはお勧めアプリ「ボーカル音程モニター」、ピッチをグラフ表示してくれるアプリです。「ボーカル」と名付けられていますが管楽器でも使えます。類似ソフトはいくつかありますが、本アプリは感度も反応も良好で、無料なのに広告もそんなにウザくないので一番よく使っています。Android版とiOS版両方あります(私はAndroidd版のみ使用)。
ピッチの練習というとチューナー睨みながらロングトーンというのが一般的と思いますが、ロングトーンでジャストピッチで吹けても実際の曲中だと変な癖が出て音痴になってしまうことはよくあります。このアプリだと、たとえば、Hi-EからパームキーのEにジャンプする時に上がりきらないなとか、ビブラートかけてるとセンターピッチがどんどん上ずってくな、なんてのがわかって悪癖の矯正に最適です。
また、リアルタイムでグラフで見るだけでなく、録音した音を後でグラフで見ることもできますので、まずは画面を見ずに自分の感覚で吹いてみて、後でその録音をグラフ化して反省することも可能です。
さらに、外部のWAVファイルが読み込み可能なので、試しにプロの無伴奏バラードの録音をこのアプリに通してみたら、本当にジャストピッチだったので、あーやはりこうだからプロはプロに聞こえるのだなーと思ってしまいました。
2019年05月30日
【Tenorをジャストピッチで吹きたーい#1】おすすめアプリ「ボーカル音程モニター」
posted by kurikiyo at 14:05| Comment(0)
| サックス奏法